相続勉強会のご報告

3月18日(土)、OBS大分放送本社5階大会議室にておこなわれた「不動産相続の無料セミナー」、滞りなく終了致しました。当日は朝からの雨も昼前には止み、お申込みいただきました7名全ての方にご参加いただきました。誠にありがとうございました。この度のセミナーは大きく分けて、4つテーマを取り上げております。

「家族信託ってなに?」

では、司法書士てぃーだ事務所の亀田司法書士を講師として招き約1時間の貴重なお話を聞かせていただきました。将来的に認知症になってしまった場合など、日常生活における家族のサポート問題、現金管理などの不安や、不動産取引が出来ない為の空き家の放置問題等々、認知症なってしまった後になって初めて困る方も多くあるようです。事前の備えとして、家族信託や後見制度の利用を早い段階で家族で話し合う事の大事さを勉強させて頂きました。また、それぞれのご家庭のケース毎に、家族信託が良い場合やむしろ後見制度の利用が良い場合もある為、専門の方への事前相談をしながら家族で共有していけたら良いという事を勉強させて頂きました。

「トピックス」

は、弊社代表の白井が講師としてお話をさせていただきました。民法改正の話題として、「相続土地国庫帰属法」による相続した不要な土地の所有権を国に対して返す事が出来る制度、「相続登記の義務化」、「空き家の発生を抑制する為の特例措置」、以上3点が今回のトピックスのメインテーマでした。空き家や空き地問題が日本全国における今後の大きな課題です。知っておいたら大変便利な制度だけではなく、知らないと罰則対象となる事もあるようですので、今後も民法の改正には注意が必要ですね。

「もめないための遺言書作成ポイント」

においては、基本的な遺言書の書き方や書く上での注意点などを細かく教えていただきました。自筆証書遺言については、以前までは全て自筆でないと無効だったものが、一部はパソコンでの使用も認められ又、法務局へ保管制度も始まったと知りました。遺言書は<残される家族へ想いを伝える最後の手紙>であり、大切なのは遺す人の気持ちであり、なぜそのように遺すのか、なぜ遺言書を遺すのか、を伝える事の大事さがよく解りました。

「困った相続事例」

では時間の都合もあり一部のご紹介でしたが、やはり事前の対策をしっかりとしている人はスムーズに相続が行っているようでした。相続に対する何の事前準備もしない場合や、中途半端な知識のままで自分は大丈夫と思っている場合などが、トラブルに巻き込まれることが多いようです。

「希望者による個別無料相談」

は今回は1組の方が相談に来られておりました。今回のセミナーでは、前回のセミナーに来られていたリピーターの方も複数名おられ、相続問題に対する意識度の高さを感じました。

次回の相続無料セミナー

は7月を予定しております。相続トラブルは他人事ではございません。何かしらの気付きや準備にお役に立てればと思っておりますので、是非気軽にご参加いただければと存じます。ご連絡お待ちしております。

【日時】:令和5年3月18日(土)13時30分~15時30分

【場所】:OBS大分放送本社 5階大会議室